内臓脂肪と筋トレの関係と簡単にできる筋トレを紹介

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赤筋を鍛えて効果的に内臓脂肪を減らしていこう!

筋トレをする男性

筋力が弱るのは加齢のせいばかりではありません。デスクワークのように同じ姿勢でいる状態が多いうえに、歩くことさえもない生活習慣を送り続けると、あきらかに筋肉は減少します。

 

以前は筋肉というとスポーツのために鍛えるイメージが強いものでしたが、年齢が進むとロコモティブシンドロームやサルコペニア、メタボリックシンドロームなどが顕著になります。まだまだ大丈夫と思っていても、運動習慣を日頃から持っていないと確実に内臓脂肪の魔の手が迫ってきます。

 

今からでも決して遅くはありません。軽い筋トレを生活習慣にプラスするだけで、ぐっと内臓脂肪の蓄積が軽減されますので是非実践してみましょう。

 

筋トレが有効な理由

ウォーキングをする男性

筋肉は代謝機能を促進させる大切な器官です。特に脂肪燃焼においては脂肪を蓄える白色脂肪を燃焼させてスムーズに落とすので有効です。

 

このメカニズムにはエネルギーを燃やすミトコンドリアが筋力によって活性化する作用が大きく貢献していますが、もしできることならば、ウォーキングなどの有酸素運動によって赤筋を鍛えるのが一番効果的です。

 

ウォーキングといっても30分間お外を散歩する感覚でも大丈夫です。自分のペースでゆっくりでかまいませんのでトライしてみましょう。

 

赤筋は長い時間身体活動をしても、疲れない筋持久力をもたらすものです。脂肪をエネルギーに使う筋肉なので、筋力をつかっても容易に栄養が取り込められて、疲労物質である乳酸が筋肉内に溜まりにくいのです。

 

たしかに、身の回りでも同じ距離を歩いても、同じ時間デパートで買い物をしても疲れる人、疲れない人がいますが、この赤筋の量の違いが関わっているのかもしれません。

 

また、有酸素運動は筋トレから派生して、内臓脂肪を更に落としやすくしますので、筋とセットであわせて行うようにすることをお勧めします。

 

簡単にできる筋トレ

脹脛あわせ筋トレ

椅子に座って姿勢を正します。次に正面を向いたら右足の脹脛を左足のすねに押し当てるようにクロスします。このときに息を吐きながら、力を更に強く押すのがポイントです。終わったら、今度は左足も同様にして右足に押し当てます。

 

この交互の動作を3回から5回繰り返します。デスクワーク中でもでき、疲れを感じたときに息抜きになります。下肢静脈瘤も予防するので女性にも是非取りいれてほしい筋トレです。

 

片脚立ち筋トレ

ロコモティブシンドロームや筋力減少のみられるサルコペニアにも適した筋トレです。

 

腰の高さと同じ位の固定された台をみつけたら、姿勢を良くして片手を台に添えて1分間片脚立ちをします。

 

左右交互に3回行うのが理想です。馴れてきたら、広い場所で台なしの状態で片脚立ちをしてみましょう。

 

スクワット

筋トレの定番ですが足腰を鍛えて、全身の身体機能を高める作用が期待できます。

 

姿勢を正して立ち、足を肩幅程度に広げたら、膝がつま先より前に出ないようにします。そしてそのままの状態で膝をまげます。

 

膝関節を痛める心配のある方はやめておきましょう。お尻を後ろ側でゆっくり動かすのがポイントです。